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アメリカ好き [輸入住宅]

私の世代は、大体がアメリカ好きで、私はどちらかと言うとアメリカ大好きにあたりそうだ。

奥様は魔女を初め、海外ドラマ全盛。ドラマのテーマ音楽はビッグバンドの都会的な音楽。
ドラマのテーマ音楽集なんてレコードもよく出ていた。
ドラマの中には夢の様な生活が満ちあふれ、部屋の様子や町並み、車などに夢中になった。

新婚旅行は争う様にハワイに出かけ、芸能人はハワイで正月を過ごす。
音楽も映画も、外国と言えばすべてアメリカを指していた。

日本では空前の景気でドルが安くなり、国内旅行よりもグアム旅行の方が遙かに安く行ける。
皆2度、3度と海外旅行に出かける時代になった。
サンフランシスコへ行って、住宅の値段を聞くとものすごく安い。
ハワイは土地を買う事は出来ないが、豪邸に住む権利が安く手に入る。
三菱地所がエンパイアステートビルを買い、バブル景気は頂点に達した。

バブルがはじけても円高は変わらず、高騰した日本製品も海外通販で買った方が安いと言う逆転現象が結構長く続いた。私も通販を利用して日本製カメラや色んなモノを買ったなぁ。
その頃アメリカの住宅が安い事も知った。サッシからキッチン、住宅建材がみんな安いんだよね。
観光で訪れるアメリカはアメリカのごく一部だけど、実際の質素な生活や建築資材の安さを肌で知る事も出来る。
湿度が低く土の汚れと言ってもさらさら粉の様な汚れと、日本の粘り着く土とは大違い。
土足の生活も相応の合理性があるし、部屋浴室の配置も自由だ。
さらに土地が広いから、貧しくともゆったり作られている。これが最も魅力的。

アメリカの建て売りをそのまま日本に持ってきても十分利益が出ると考える人も多く居たと思う。
木材も安く建築資材も安いアメリカ。
ビバリーヒルズや、デスパレートな妻たちに出てくる様な家もあるが、質素な家もある。

意外な事で、私がアメリカ好きで、質素な輸入住宅。厳密に言えば北米のニューアメリカンスタイルの家が好きな事が分かった。
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草ボーボーだったのが、2回目の見学の時には綺麗に刈り取られていた。(好印象)

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再見 [輸入住宅]

今回は前回と異なり日差しも見えやや暖かい。
前はボーボーだった雑草は綺麗に刈り取られていた。

玄関は外開き。日本向けにスチール製のドアが付いている。
特筆すべきは玄関。アメリカでは玄関が無いのが普通。
それが、玄関スペースにガラス張りの内扉が付いている。これは、我が家にとって高得点。

洗面所には光がほとんど入らない。
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分かりにくいけど、ここが洗面所の窓。木が窓に覆い被さっている。

1階トイレの壁に大きく濡れた様なシミ。湿気も多く少しカビ臭い。
風呂場は、何とも残念な田舎のペンションの風呂の様。水廻りだけが和洋折衷風。
本当なら主寝室が2階で隣にバスルームなんだろう。しかし、日本向けに1階に持ってきたんだろうな。

同じ様に1階台所の壁にも何やら黒ずみが。カビか?しかし、カビ臭さは無し。

階段のモール部分に黄色の汚れがあちこちコビリ付いている。
こういう汚れは、ノリや接着剤が変色してだんだん目立ってくるんだよね。
職人さんの腕の差が出る所だけど、新築の時はほとんど気が付かない。
もう17年も経っているから、変色し尽くし存在感を主張しまくっている。

2階の4部屋は特に問題も無い代わりに、細切れなので使いにくい。
主寝室は壁をぶち抜いて広めなきゃつまんない。
南側の部屋の壁紙は日焼けして柄の色がすっかり変わっている。

所々天井に亀裂と言うか、壁紙の盛り上がりがある。こんなもんなのかなぁ。
壁は十分厚い2×6だし、震災で震度5以上だったろうと想像すると、それに耐えて問題も無い様だから、
きっと壁紙の盛り上がりも問題無いんだろう。

ゴミ捨て場は我々の想像通りの場所。 見学を終わり、仮住まいに戻りもう一度打ち合わせる事に。
さあ、帰ろう。
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日本の常識なら、これは建物の北側と言う所だが、実は南側。
南側の窓は小さく数も少ない。 さらにこの枝振り。木が育ちすぎて日が入りません。
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