SSブログ

間質性肺炎の芽 [IPF 間質性肺炎]

R0010767.JPGR0010768.JPG

病気の治療をしていると、良くなれば昔の事を忘れてしまう。
最近の治療履歴も時期があやふやになるので、今からある程度の個人カルテを残しておこう。

R0010769.JPGR0010770.JPG

2013年 56才 会社の健康診断で再検査と言われ、再検査の結果 
          間質性肺炎 半年以内にCT採血肺活量検査が必要 

          当時「まーまだ大丈夫でしょう」と言う医者の言葉のみを憶えていて
          「大丈夫だってよ」と奥さんに伝えていたんだな。

          しかし、今見れば「いつ急変するかもしれない病気です」と暗に示している
          事が分かる。そのうちその診断書もアップしよう。

          でも、当時そんな事を言われたらとてもその後働けなかったな。





2016年9月   半年以上続いた腹痛が胆管結石と判明。黄疸も出る状態で緊急手術
          イラチの奥さんに言われて思い出したんだけど、手術入院時
          麻酔専門医に肺の影を指摘され
          「手術出来ない病気だと困るので念のため検査しましょう」と言われ血液検査。
          不思議な事にKL-6の値が低いので
          「まあ大丈夫でしょう」という事になり、予定通り手術できた事を
          すっかり忘れてた。


2017年 60才 県の健康診断で「間質性肺炎にて精密検査必要」とモロに指摘。
          行った病院で今の主治医に合ったんだけどその説明は
          「肺の病気でね、突然悪くなっちゃう事もあるんだよ」
          「だから、様子を見ながら行くしかないんだよね。6週間毎に病院来れる?」

          「来れる来れる、必ず来ます」という事で、それから切らさず病院通い。
          それが7月。幸い急変は無かった。



2018年2月   主治医の転院に従い、転院。
          この紹介状が面白い。送り先も主治医名、問合せ医も同じ名前。
          まあ転籍先の自分に宛てた自分で書いた紹介状という事なんだね。

2018年8月末  元々花粉症の私。アレルゲンに狙いを絞り花粉症対策をしようと言い出した。
          私は二度程アレルギー薬を試したが、びっくりする位どよ~んとウツに
          なったので、嫌だいやだと言ったんだけど、
          「今度の薬は新しい薬だから大丈夫だよ。嫌なら途中で止めるから」
          と説得され、シダトレンを始めた。






2019年10月  シダトレンを頑張って切らさず1年続けたが、血液検査に数値として現れず、
          それどころか好酸球の数値が上がったので、2019年10月頃に止めた。

          シダトレンで好酸球の数値が上がるという論文は、院内の耳鼻科の先生が
          そう言えばどこかで見た事があると文献を探しに探し出してくれた情報。
          おー皆さん優秀なお医者さんだ。有難や。

          先生は癌マーカーが気になる様で、体のドコかに癌があれば
          それのマーカーが出てしまう。
          先ず耳鼻科で内視鏡チェックをして貰ったがナンにも無し。

          そこでようやく肺の内視鏡検査。
          気管支内部を少し水で洗い組織をチェックするそうな。


2019年10月16日入院 翌17日検査 18日退院

          正確には気管支肺胞洗浄法検査
          検査の様子はリンク先の記事を読んでね。

          実はこの検査の後呼吸が苦しくなった。肺の中に水を入れたんだから
          その水が吸収される迄は苦しいのかなと放っておいたんだな。
          しかし、その後あまり症状は良くならなかった。

          家へ帰ってから気付いたのが右足の親指の爪が紫色に。
          ネットで調べると酸欠になると変色する。正しく私の症状にピッタリ。
          この爪の色は、2020年の7月に漸く元に戻った。


2019年10月25日  気管支肺胞洗浄法検査の精密な結果は喘息で好酸球もバッチリ。
          先生は次なる一手に移行。

          それはデュピクセント皮下注射300mgシリンジ 2ml

          注射から1週間微熱が続いたが、物心付いた頃からずっと詰まっていた鼻が
          通りが良くなり、見た目でも鼻の脇のむくみが引いた。 

          鼻腔の中でデュピクセントと何かが戦って、見る見るうちに眉間の上の方から
          しぼんでスッキリする感じが徐々に下に移っていくんだ。

          1週間後にはもう鼻はツーツーだ。しかし、また先生の思惑は外れ
          思った様に好酸球が下がらない。そしたらまた次の手。


2019年11月22日 デュピクセントを止めてファセンラに変更

          こちらは好酸球にバッチリ効果が出た。さらに先生は次の手へ。


2020年2月4日 大腸内視鏡検査 (日帰り検査)

          好酸球の問題は片付いたが、癌マーカーは片付いていない。
          先生はどこかに癌があるかもと今度は大腸に狙いを。

          結果、小さなポリープはあったけど心配なし。
          近所に名医が居るのでそのうち取りましょうという話に。


2020年2月7日? この頃、日常生活の中で異変が起きた。
          風呂上り体を拭いてヘアードライヤーを掛けようと思ったら苦しくて出来ない。
          イラチの奥さんに声を掛け、椅子を持ってきて貰った。
          椅子に座りながら、なんとか頭を乾かし服を着る事が出来た。

          普段から、ほぼ寝たきりで体を使わないから、息切れを殆ど実感しない。
          それが、シャワーすら満足に出来ないとはかなり大ごと。


2020年2月14日 定期通院日
          風呂上りの一件を主治医に報告。2017年7月以来
          「この病気は様子見ていくしか無いんだよね。だからまた来て」と言っていた
          先生の顔色が変わり、即ステロイドが処方された。

          「3日入院してお薬点滴で入れる治療があるんだけど出来る?」
          「毎月1回入院して、1年か1年半続けるんだけど出来る?」
          「出来ますできます、すぐ出来ます!」

          「じゃあ入院手続きしようか。大丈夫?」
          「大丈夫だいじょうぶ、全然大丈夫です!」

          「風邪引いただけで死んじゃうから気を付けてね。大丈夫?」
          「ハーイ」

          こうして2月19日~2月21日の入院が急に決まり、
          ステロイドによる治療とエンドキサンパルス療法が始まった。

          今思い返せば、10月18日以降の息苦しさと足の爪の変色が
          急変序章と言うか、急変の一部であったような気がする。

          そして、2月7日のバスタオルで体を拭いただけで、椅子にへたり込む。
          この事を「急変」という事なんだと良く分かった。

          さらに、次の診察日まで僅か1週間という事も幸運だった。
          もし3週間後で、それまで待っていたら事態は変わっていたかもしれない。



こうして、間質性肺炎の経過観察が終わり、急遽治療に入った。

ステロイドとエンドキサンパルス療法による治療とさらなる進化した治療の経緯は後日纏めます。
取り敢えず今日はここまで。

R0010607.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント